| 私はこの季節に現れる妖精です。まだ妖精になって間もないんですよね、えっ?というとあなたはおいくつなんですか??と聞かれることが多いのですが、もともとは私はですね、花だったんですよ。チューリップのような花でした。そうですね、そういう花に似ていたんです。でも人間が森を壊し始めたときに私は滅んでしまいました。人間が森にテーマパークをつくるということで、近所の住人はひどく反対したのですが、(この行動にとても感動しました、嬉しかったです)しかしそこの社長がひどく頑固だったので、その工事を止めることはできなかったのです。そんなことでテーマパークは完成したんです。私たちが育っていた花畑はその工事によってどんどん破壊されていきました。泣き叫ぶ仲間達の声。まだ生まれたばかりの子供もいたのです。これから大地を知ろうと、必死になっていたところだったのに、なんていう悲劇だったのでしょうか、その母親も父親も、土とともに消えていきました。そんな辛いものを私は目にしました。そうしてこの私もボロボロに砕かれ、土と一緒にまざっていったのです。もう少しで肥料になりそうな時に、何か声が聞こえたのです。そのとき私の友人も横にいて、すでに息絶えていたのですが。だから彼ではないと確信していました。そうして気のせいだと思ったんです・・そうして私はまた目を閉じました。もうこの世に未練など・・いや、ある。やっぱりこのまま天国に行くわけにはいかないんだと、このお花は思いました、そんな時にまた声が聞こえたのです。「おい、おい君!しっかりしてくれんかね」え?え?やっぱり声は気のせいではなかったんだ、誰かが私を呼んでいるぞ、こうしちゃぁいられないな。でも身体が動かないんだな。そうするとまた声がしました。「君の姿を変えてあげようじゃないの!」そうすると身体が熱くなりました。ファイヤーしている感じです。そうすると何かからだが変化しているのがわかります。神経が、新しい神経が出来上がっていくのがわかりました。ヤバイ、これやバイ!背中には何か、何かが生えてくる。これは一体、どういうことなんだ!?そうして地上に自分がどんどんと浮いていく様子がわかりました。そうして髭の生えたおじいさんがやってきました。「あなたはさっきの声の人ですね」「そうじゃ、お前を生かした」「それはどうしてですか、だってもうこんなにもボロボロで、死にかけていたんですよ」そういうとおじいさんは爆笑しました。何がおかしんだろうと、ちょっと憎たらしい気持ちになったんです。そうしているうちにおじいさんは水辺に私を連れていきました。そしておじいさんは言いました。「この水辺で自分の姿を見たまえ」ゆっくりと私は水辺に顔を近づけます・・すると、なんということでしょう、あんなにもボロボロだった花が人間のような姿になっていたのです!さて、これからの人生、どう過ごすのか・・こうご期待!! |
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